所長挨拶
人類は、進みゆく文明の道筋で、多くの負の遺産を抱えてしまいました。健康被害をもたらす癌とウイルス病はその象徴であり、これに成人病の1つである肥満が加わると、まさに文明病を創出してしまったということになります。私は、新しい創造力とサイエンスを携えて、人々の健康を支えるために本研究所の設立を決意しました。亜熱帯の沖縄には、王朝時代から脈々と受け継がれた豊富な生物資源があり、これを利用して癌とウイルス病に対峙し、今後も、サイエンスを背景にして多くの人々の生命系に貢献して参ります。また、遺伝子工学技術の新開発によって、世界初のワクチンも開発中です。当研究所は、これからも、自然とサイエンスの調和を求めて進化し続けます。
代表取締役社長 根路銘国昭
略歴
- 1939年 沖縄県本部町出身。北海道大学大学院中退(獣医学博士)
- 1966年 国立予防衛生研究所(現 国立感染症研究所)入所
スペイン風邪ウイルスのルーツを解明するなど、数々の実績を持つウイルス研究の国際的第一人者。
国立感染症研究所ウイルス第一部呼吸器系ウイルス研究室長、WHO(世界保健機関)インフルエンザ・呼吸器ウイルス協力センター長、ハーバード大学国際エイズ治療評価委員、中国河北省政府技術顧問、岩手大学兼任(大学院担当)、大阪府立大学兼任(大学院担当)、文部省遺伝子組換え実験審議委員 ・厚生省薬事審議委員など歴任。 - 1990年 外国人科学功労賞(中国河北省政府)
- 1993年 国際ウイルス学賞(インフルエンザ制圧戦略会議;オーストラリア)
- 2001年 (社)生物資源利用研究所 所長
- 2003年 国際ウイルス学賞(ロシア国立アカデミー)
- 2004年 (有)生物資源研究所 設立 代表取締役/所長
- 2009年 琉球新報賞(学術功労)
実績
- 論文発表 欧文・邦文論文:250論以上
- 主な著書
- ウイルスが嗤っている。(KKベストセラーズ)
- 超ウイルス(光文社)
- ウイルスの陰謀(日能協会MS)
- ウイルスで読み解く「人類史」(徳間書房)
- 驚異のウイルス(羊土社)
- インフルエンザ大流行の謎(NHKブックス)
- 絵で読むウイルス探検(光文社)
- 新型インフルエンザパンデミック(南山堂)
- 出番を待つ怪物ウイルス(光文社)
(中国語、韓国語版も出版) - 新型・殺人感染症(監修・NHK出版) 他数編
会社概要
会社名 | 有限会社 根路銘生物資源研究所 NEROME INSTITUTE OF BIOLOGICAL RESOURCES(NIBR) |
---|---|
代表者 | 代表取締役社長 根路銘 国昭 |
所在地 | 〒905-0004 沖縄県名護市字中山893-2 |
電話 | 0980-54-3376 |
FAX | 0980-54-3457 |
info@ibr.okinawa.jp | |
設立 | 平成16年6月25日 |
資本金 | 30,000千円 |
主な事業 | 自社開発製品の製造販売、提携先商品開発、受託研究業務等 |